【2024年】クレー射撃の始め方 免許の取り方 その他の疑問イッキに解決 

こんにちは

武蔵小山の射撃場、MEGURO SHOOTING支配人です

本格的に射撃を始める前に、どんな感じかお試しシミュレーションクレーをご利用になるお客様が増えてます!

本記事は、射撃に興味はあるけど何から始めたらいいのかわからないあなたのために書きました

まったくゼロの状態から射撃を始めるために必要な手続きを全て網羅していますので、是非参考になさってください

※東京都品川区での所持許可取得に基づき構成しています

おおまかに次のステップごとに説明します

1.ペーパーテスト

最初で最大の難関ですが、ここさえ乗り越えれば残りは一本道!

当記事ではペーパーテストと記載していますが、正式名称は「猟銃等講習会」です。銃の世界では「初心者講習」といえば通じます

まず、こちらの講習会の受付窓口は最寄りの警察署となります。ただし、いきなり行っても担当者不在だったり受け入れ準備ができてないことがあるので、前もって電話連絡しておきましょう。警察署に電話して「銃砲の初心者講習を受けたい」と伝えれば、担当部署である生活安全課とか保安課に繋いでくれます。担当者が講習会の空き状況を確認してくれるので、希望の枠を伝えます。もし枠がいっぱいで申し込みができない場合もあるので、その時は諦めて翌月のチャンスを待ちましょう

講習会は毎月1回、都度異なる会場で実施されます

講習会日程(東京の場合):https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/welcome/event_koshu/koshu/koshukai.html

会場は警察署の講堂等がメインですが、民間施設の場合もあります。自宅近くの会場があいていればラッキーなので、空いてる枠があったらすぐに予約をする旨を伝えてアポを取りましょう。申込に必要な書類も忘れずに。顔写真と身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード・住民票)があればOK。それと申込手数料6,900円が必要です

引用:警視庁 猟銃等講習会

必要な書類が準備できたら最寄りの警察署に出向き、担当者と簡単な面談を経てから申し込みする流れになります。面談ではなぜ銃を持ちたいのかなど簡単な質疑があるので、クレー射撃をやりたい!という強い意志と誠意をもって臨んでください。担当者によっては圧迫気味に質問することもあるようです。このあたりは担当者や警察署のカラーで異なるのであたってみないとわかりませんが、その地域にある銃砲店には、どこぞの警察の担当者は誰それとか、審査が遅い早いなどの情報が集まっていることがあります。どうしても不安な場合は、先に最寄りの銃砲店へ行って情報収集するのもアリです

銃砲店は未経験者が行ってもまったく問題ありません。むしろこれから銃を始める気のある優良顧客候補なので、丁寧に対応してくれるはずです。初心者講習や手続きについてもプロなので、わからないことはどんどん聞いてみましょう

銃砲店も最初は入りにくい雰囲気を醸していることがほとんどですが、自信をもって堂々と入店してください。クレー射撃をやりたい気持ちがあれば大丈夫!

さて、無事に講習会の申し込みができたら、ペーパーテスト対策をしましょう

初心者講習は二部構成。午前に座学講習があり、午後でペーパーテストが実施されます。試験時間60分 正誤問題50問中45問正解で合格となります

引用:警察庁 猟銃等講習会における考査の運用要領について(通達)

気になる出題内容ですが、基準問題が警察庁HPに掲載されています。基準問題は全て解答が「〇」となります

基準問題PDFを開く

いくつか抜粋してみましたが、ぱっと見ていかがでしょう。常識的な問題がほとんどですよね。実際のテスト問題はもう少し捻った出題やひっかけ問題もありますが、問われるパターンは決まっているので、参考書や過去問題集を繰り返し解けば難なくクリアできると思います。

こちらの参考書は模試問題が5回分収録されています。5回分確実に解答できるようになりましょう

ちなみに、私が講習会に参加した際は60名くらいの受験者数のうち、4割くらいが不合格になっていました。恐らくですが、まったく勉強していない人たちと、そうでない人たちで明暗が分かれたように思えます

テストが終わるとすぐさま採点が行われ、その場で合否が発表されます。合格者は「講習修了証明書」(有効期間3年)を受け取り、この日は終了です

惜しくも不合格になってしまったら、初心者講習の申し込みから再スタートができます。あきらめずに再挑戦してください

射撃教習

初心者講習をクリアしたら次は射撃教習を申し込みます。正式名称は「教習資格認定申請」

初心者講習と同じ要領で最寄り警察署から申し込みますが、ここから長い許可取得の道のりが始まると思っていてください

というのも、射撃教習は何の訓練もしてない素人が、実銃で実弾を撃つ教習です。もちろん認定された指導員の管理下のもとでですが、いくらペーパー試験をクリアしたからといって、その人の人格まではわかりません。いきなり教習用の銃を持って逃走なんてことがありえないとも言い切れないので…

そこで、警察による身辺調査が行われます

身辺調査はその名の通り、申請者が銃を持つにふさわしい人物であるか、警察官が職場や近所の人に聞き込みます。最低限、職場、隣近所、知人に調査が入りますが、意外にも調査対象をこちらで指名することができるので、調査が始まる前に指名した人物と関係を築いておくと安心です。特に隣近所の住人にはしっかり挨拶しておきましょう。もし逆の立場なら、前触れもなく突然警察から訪ねてきて「お隣の人が銃を持ちたいと言ってますが、普段どんな人物ですか?」とか聞かれたら驚きますよね

また、射撃教習の申し込みから提出書類が増えます

引用:警視庁 教習資格認定申請

種類は増えますが役所と病院に行けば確実にゲットできるものなので、面倒ですがかき集めましょう

「診断書」の作成費用はクリニックによって大きく異なります。高いところだと1万円近くすることもあるので、事前に調べておきましょう。おすすめは武蔵小杉駅近くのメンタルクリニック エルデ銃砲関係のページも用意してくれている射撃フレンドリーなクリニックです。診断書作成料金は3,500円(2024年5月現在)とてもおすすめです

全ての書類を揃えたら「教習資格認定申請」しましょう。ここから身辺調査が始まります

調査にはおおむね一ヵ月以上かかるので、気長に待ちましょう。忘れた頃に電話が鳴り無事審査が完了したことが伝えられるので、警察署に出向き「教習資格認定書」(有効期間3ヵ月)をもらいます。これでが射撃教習を受ける人物として問題ナシ!のお墨付きが出ました

さて、次はいよいよ射撃教習です

東京にお住まいの場合は千葉の成田射撃場神奈川の大井射撃場あたりが最寄り射撃場になります。お好みの射撃場に直接連絡して、日程を調整してください。教習資格認定の有効期間は3ヵ月なのでお早めに

教習費用は30,000円程度。支払い先は射撃場となります

初めての射撃、何が何だかわからないうちに終わるかもしれませんが、貴重な機会を是非楽しんでくださいね

初めて撃つのが不安…という方は是非、シミュレーターで銃の重さや射撃イメージをつかんでください!

無事に射撃教習を終えると、「教習修了証明書」(有効期間1年)が交付されます

銃の購入

残すは最後の手続きである「所持許可申請」なんですが、申請をする前に銃を購入しておきます。なぜかというと申請に必要な書類に「譲渡証明書」というものがあり、これは銃砲店(銃を売る・渡す人)に発行してもらう必要があるので、最後の手続きの前に銃を購入し、譲渡証明書を発行してもらいます

この段階で銃砲店に行ってももちろん遅くはないのですが、前もって目星の銃を銃砲店と相談していればよりスムーズです。ほとんどの銃は輸入ものなので、欲しい銃が入荷半年待ちなんてこともありえます。自宅に銃を保管できない場合は、委託保管の相談もしておきましょう

自宅に銃を保管する方はガンロッカー・装弾ロッカーも購入します。銃砲店でも扱いはありますが、ネット通販も便利です。ロッカーの購入はライセンス不要です

www.steelfactory.jp

※ちなみに、ライセンスがなくても銃の購入はいつでもできます。ただし、銃の引き渡しに所持許可証が必要になるので、だれでも所持できるわけではありません

銃の所持許可申請

ここまで大変お疲れ様でした。ラストスパート頑張りましょう

いよいよ自分の銃を持つ直前の段階になりました。ここで再度診断書が必要になるので、用意してください

全てのアイテムをそろえたあなたはまさに伝説の勇者!

いつものように警察署で顔なじみになった担当者に「所持許可申請」をしてください

そして、二度目の身辺調査が始まります。この調査では自宅のガンロッカーがしっかり固定されているかもチェックされますので、準備をお忘れなく

引用:警視庁 猟銃・空気銃の所持許可申請
引用:警視庁 所持許可の流れ

・・・およそ1ヵ月後

ついに所持許可が下りた旨連絡が入りました。許可証をもらいに警察署に向かいましょう

許可証をもらったらその足で銃砲店で銃を受け取り、その銃を持って再度警察署へ行き、申請した銃そのものであるか銃身長や銃番号をチェックしてもらいます

問題なければ許可証の情報が更新されて、正真正銘の所持許可を得ることができました!おめでとうございます!!

終わればあっという間ですね 

さっそく射撃場でクレーをバンバン撃ちたいところですが、初めての場合は初心者向けの射撃会や、経験者のガイドがあると安心です

是非、愛銃で射撃ワールドを楽しんでくださいね

お知らせ

ここまでお読み頂きありがとうございました

「MEGURO SHOOTING」では初心者の方に射撃ワールドのきっかけを、経験者の方にじっくり練習できる環境を提供します

初回体験コースから高性能シミュレーターの実力をお試しください!ウッドとスチールでできた、実銃と同じサイズのコントローラーだから臨場感MAX!

お子様には、扱いやすい軽量のコントローラーもご用意しています

人とは違う趣味、新しい趣味を探している方にも射撃はおすすめです。まずはお試しコースから体験してみませんか

初めての方歓迎です♪

公式HPはこちらから→MEGURO SHOOTING